不倫慰謝料 [事例4]

不倫疑惑で慰謝料300万円を請求された⇒解決金50万円で和解成立

20代女性
立場慰謝料請求額
慰謝料を請求された側 300万円⇒50万

背景

職場の飲み会に参加したAさんは、酔っていたこともあって、同僚男性のBさんにビジネスホテルまで送ってもらいました。
そのことがあってからしばらくした後、Bさんの妻の代理人弁護士から連絡があり、AさんとBさんの間で不貞行為があったとして、慰謝料300万円の支払と今後Bさんと一切連絡を取らないことなどを請求されました。
どう対応したらよいのか困ってしまったAさんは、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

対応

Aさんからお話を伺ったところ、Bさんとの間に不貞行為はないとのことでした。
そこで、ご依頼をお受けした後、まず、相手方代理人に対して「AさんとBさんとの間で不貞行為があったと主張する根拠を示してほしい」と連絡したところ、相手方の主張の根拠として探偵の写真撮影報告書が送られてきました。

さっそくAさんに写真撮影報告書を確認してもらうと、写真に一緒に写っているのはAさんとBさんで間違いありませんでした。もっとも、Aさんのお話では、Bさんにはホテルの部屋まで送ってもらっただけであり、不貞行為はなかったとのことでした。
ただ、不貞行為が実際にはなかったとはいえ、かりに裁判になった場合には、写真撮影報告書の内容などから不貞行為があったと事実認定されてしまうおそれが高いと考えられました。
そこで、Aさんと対応を検討し、①不貞行為がなかったとはいえ、あったと疑われるような行動をとってしまい、Bさんの妻を傷つけたことを謝罪し、②解決金として50万円を支払うこと、③今後Bさんとは仕事以外で連絡をとらないことを約束することを、相手方に提案しました。

結果

相手方は、当初、不貞行為がないという前提での示談には応じられず、金額も50万円では了承できないとのことでした。ですが、その後も粘り強く交渉を続けたところ、最終的に、不貞行為自体は認めずに、Aさんが解決金50万円を支払い、今後Bさんとは仕事で必要な場合を除いて連絡・接触をしないことを約束するという内容での示談ができ、話し合いでの解決に至りました。

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