刑事事件 [事例20]

身内の人と喧嘩をして怪我を負わせてしまい逮捕→執行猶予判決

40代女性
罪名結果
傷害 執行猶予

背景

Aさんは、身内の方と喧嘩をして怪我を負わせてしまい、傷害によって逮捕・勾留されてしまいました。

Aさんが逮捕された後、Aさんの知人の方が当事務所に相談に来られ、Aさんについての弁護のご依頼がありました。

早速、警察署に行ってAさんと接見をしたところ、Aさんは、身柄拘束がいつまで続くのか、起訴されて実刑になってしまうのではないかなどと大変心配をされていました。

対応

逮捕後、20日間の勾留を経て、Aさんは起訴されてしまいました。起訴後は保釈の制度がありますので、早速保釈の請求を行いました。しかし、保釈の請求は却下されてしまい、準抗告という不服申し立てを行いましたが、それも棄却されてしまいました。

その後、第1回目の裁判が終わった時点で再び保釈の請求を行いましたが、保釈を認めてもらうことはできませんでした。

第2回目の裁判が終わった時点で3度目の保釈請求を行い、ようやく保釈を認めてもらうことができ、Aさんは数か月ぶりに帰宅することができました。

裁判では、Aさんの娘さんに証人として出廷していただき、Aさんを監督することを証言していただきました。

結果

検察官からは、懲役4年が求刑されましたが、被害者側にも落ち度があることや、Aさんが反省の態度を示していること、娘さんが監督を約束していることなどのAさんにとっての有利な事情が考慮され、懲役3年・4年間執行猶予という判決が宣告され、実刑を避けることができました。

今回の事件では、比較的重篤な結果が生じていたことなどもあり、なかなか保釈を認めてもらうことができず、なおかつ検察官からも重い求刑がなされてしまいました。
実刑になることも危ぶまれる事案でしたが、娘さんの協力などもあり、何とか執行猶予付きの判決を獲得することができました。

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