刑事事件

東京都町田市で刑事事件|逮捕されたらどうするべき?

東京都町田市で刑事事件逮捕されてしまったらどうするべき?

町田市は、東京都の多摩地区南部にある市です。人口は43万人を超え、東京都内の市町村では八王子市に次いで2番目に人口が多い市です(2020年1月現在)。

町田市は、町田駅から少し離れると農地が多く見られ、桜の名所として知られる尾根緑道などもある自然豊かな地域でもあります。

しかし、かつて、JR・小田急町田駅の周辺は、キャバクラや風俗営業店による客引きや看板が目立ち、その治安の悪さから、マスコミから「西の歌舞伎町」と呼ばれていました。
犯罪発生件数にもそれは表れており、町田市では2004年には8,424件もの犯罪が発生していました。

その後、市民による防犯活動や警察による取り締まりの強化が行われたことにより犯罪件数は徐々に減少し、2018年では2,915件に留まっています。

それでも、単純計算で1日に約8件の犯罪が発生していることになります。

この記事では、そんな町田市の刑事犯罪事情について解説いたします。

1.町田市の犯罪の傾向

町田市公式サイトにある、町名別犯罪発生状況(警視庁統計によるもの)を見てみると、町田警察署管内における犯罪の発生件数は大幅に減少しているとはいえ、その多くは非進入窃盗犯の減少によるもので、重大な犯罪が多い粗暴犯や侵入窃盗犯の数はほぼ横ばいです。

特に、住宅地では空き巣や自転車盗が発生しやすい傾向があります。
外出や就寝時には戸締りを徹底し、自転車を離れるときには短時間でも二重に鍵をかけるなど対策を講じる必要があるでしょう。

町田駅周辺の原町田や森野が圧倒的に多いので、そちらの地域では特に注意が必要です。

2.もし刑事逮捕されたら?

犯罪被害はいつ発生するものかわからないものであり、多くの方は防犯意識を持って日々の生活を送っていらっしゃることと思います。

しかし、もし自分や、自分の身の回りの人が逮捕されたらどうするか、を意識していらっしゃる方は多くはないでしょう。

自分自身はもちろん、夫や妻、兄弟、子ども、恋人や友人が突然逮捕され、警察に身柄を拘束されてしまったようなときには、頭が真っ白になってしまいどうすればよいのかわからなくなる方が多いようです。

(1) 逮捕後の流れ

では、万が一自分やその周りの人が逮捕されてしまったときには、どのような流れになるのでしょうか。

逮捕されると、通常は警察署の中による留置場に身柄を拘束され、警察による取り調べが行われます。
逮捕から48時間以内に検察へ送られ(送検)、それから24時間以内に、裁判官が勾留をするかどうかの判断がなされます。

逃亡や証拠隠滅をする可能性がなく、勾留の必要性がないと判断されると釈放され在宅事件となりますが、検察官による勾留請求が裁判官によって認められ、そこから勾留延長されると最大20日間にわたって身柄の拘束が続きます。
この逮捕後23日の間に、検察官は被疑者を起訴するか不起訴とするかを判断します。

不起訴処分や略式起訴での罰金となると身柄を釈放されますが、起訴されると(保釈請求が通らない限りは)裁判の結果が出るまで引き続き身柄を拘束されるでしょう。

そして、裁判により有罪となった場合には、罰金や執行猶予がついても前科となります。

町田市内で発生した事件であれば、通常は以下の警察署の中にある留置施設において身柄を拘束されます。
また、裁判が行われる裁判所も記載いたします。

(接見が禁止されていなければ、勾留中は家族や友人は留置施設の中で逮捕された方と面談をすることが可能です。)

町田警察署
〒194-0023 東京都町田市旭町3丁目1番3号
042-722-0110
管轄区
町田市(相原町、小山町、小山ヶ丘1丁目から6丁目を除く)

 

南大沢警察署
〒192-0364 東京都八王子市南大沢1丁目8番地3
042-653-0110
管轄区
管轄区町田市の内、相原町、小山町、小山ヶ丘1丁目から6丁目

 

東京地方裁判所 立川支部
〒190-857 東京都立川市緑町10-4
042-845-0365

 

町田簡易裁判所
〒194-0022 東京都町田市森野2-28-11
042-727-5011

(※ちなみに、かつては町田警察署だけで町田市全域を管轄していましたが、過去に町田駅周辺を中心に犯罪が増加したことから、北西部の相原町、小山町、小山ヶ岳の管轄を八王子市南大沢にある南大沢警察署に移したほか、町田市忠生に忠生地区交番を設置し忠生地区の警察活動の拠点とするなど、町田警察署の負担軽減の施策が行われました。)

(2) すぐに弁護士に相談するメリット

逮捕されたときには一刻も早く弁護士に相談することをお勧めします。

身柄を拘束されている間は、留置施設の外に出ることはもちろん、外部の人と電話で連絡を取ることもできません。
会社勤めをしている方の場合、このわずかな間に社会的な信用を失ってしまうおそれもあります。

弁護士に依頼することにより、弁護士は、逮捕直後の被疑者と接見をすることが可能です(逮捕直後は家族でも接見ができません)。
また、被害者との示談を行ったり、勾留の必要性がないことを意見書を提出して上申したりするなど、早期に釈放してもらうための対応を行ってもらうことができます。

すでに説明したとおり、勾留をするかどうかは逮捕後の72時間で判断されますので、逮捕後できるだけ早く弁護士に相談し、対応を依頼することが重要です。

3.刑事事件はいち早く弁護士へ相談を

刑事事件は、まさに時間との勝負ともいえます。

泉総合法律事務所は、刑事専任の弁護士が在籍するなど、刑事弁護に積極的に取り組んでいる弁護士事務所です。
弁護経験・解決実績豊富なため、確かな実力を持って被疑者の方を最後までサポート致します。

町田市、相模原市、横浜線・小田急線沿線にお住まい、お勤めの方は、泉総合法律事務所町田支店に是非一度ご相談ください。

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